GALLERY MIYAGAWA BLOG



#KYOTOGRAPHIE WILL:意思、遺言、そして未来2016-04-23

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#京都国際写真祭 が今日から始まりました。今年のテーマは「いのちの環」。別の展覧会を見に堀川御池ギャラリーに行ったら先日亡くなられた報道写真家・福島菊次郎さんについてのトークイベントに遭遇して、その後、写真展を見てきました。恐らく見ないと知らないことばかりで、これらの写真がもし無かったら真実は残らない、忘れさられてしまうと思うと記録としての写真が非常に大切だと思いました。トークで展示方法について説明されていました。一方はバリケード(民主主義の始まり)、一方は墓(終わり)ということです。福島さんが最期に言われていたのは「もうすぐ戦争が始まる」。今、戦前であることへの忠告です。

#KYOTOGRAPHIE The Green Train 緑皮車2016-04-24

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今日も引き続き京都国際写真祭でロームシアター京都で行われている中国のフォトグラファー銭海峰さんのエキシビションへ。バックパッカーである彼の緑皮車といわれる中国の古い電車の旅の記録。電車に乗り合わせたさまざまな人々の生活や空気が伝わる写真の数々。恐らく昔の日本の電車もこんな感じだったんだろうと思います。生活に密着した電車は、移動手段としての新幹線に代わってしまう。少し寂しいですね。写真の展示も電車の車両をイメージして面白かったです。

#Babaghuri 展2016-04-24

とても素晴らしい数寄屋造りと美しい庭を有する京都廣誠院にてババグーリ展。廣誠院は普段は非公開で明治中期の趣きがそのまま残っていてゆっくりと鯉が泳ぐ庭の池の水は高瀬川から引いて高瀬川に戻すようになっているそうです。街中とは思えない静寂な雰囲気はハイセンスなババグーリ展と一緒に一見の価値ありです。5月1日まで。

ニーナ・シモン 魂の歌 What Happened, Miss Simone?2016-04-28

Recommend film
ニーナ・シモンのまさに波瀾万丈の生涯を描いたドキュメンタリーをNetflixで。彼女は少女時代、クラシックのピアニストを目指していましたが黒人だという理由で成績は優秀だったにもかかわらずその道を閉ざされたことから話は始まります。ショービズ界のDVダンナとの確執、人種差別の事件をきっかけに「Mississippi Goddam (http://youtu.be/fVQjGGJVSXc)」を発表して政治的なミュージシャンにシフトしていきます。天才的なミュージシャンが人生をかけた音楽への情熱をぜひ知って欲しいなと思います。最期に彼女の言葉をピックアップ。「アーティストが時代を反映するのは当然よ」http://youtu.be/dt0v6mgS5rA