GALLERY MIYAGAWA BLOG



日本人が知らない世界の郷土菓子をめぐる旅2014-06-03

RECOMMEND BOOKS
今やワン・クリックで好きな音楽も服も買える時代。しかしながら、食の世界はそうとはいかないもの。もちろん日本の有名な食べ物であればお取り寄せもできるかも知れない。しかし、世界のどこか地方のお菓子なんてのは絶対無理でしょう。グーグルで検索しようにもワードさえも思いつかないので。つまり、そこに行って食べないと、その味にふれることはできないという超アナログな世界。そこで、林周作さんは、今まで誰も挑戦しなかった知らない土地の郷土菓子を実際にそこへ行って食べて調べた貴重な本を出版されました(それも自転車で旅をしながら)。さらにそのお菓子にまつわる小話が面白い。私もJHA党(地味にも光り輝くアイツ)に入党することに決めました。
ところで、パリに行った時、セバスチャン・ゴダールというおしゃれな老舗のパティスリーでお土産に買ったお菓子が見た目はレモンかけのクッキーだと思っていたのが予想外の味で、このお土産を渡した方々この場をかりて謝ります。by k

/ケヴィン/シールズ/の/欲望@Social Kitchen2014-06-08

RECOMMEND ART
ソーシャル・キッチンにて神馬啓佑と迫鉄平の「ケヴィン・シールズの欲望」展。二人の作品は興味深くとても良かったが、シューゲイザーファンからして見れば、残念ながらケヴィン・シールズ(My Bloody Valentine)と二人の作品の関連性を見出すことはできなかった。作品そのものよりも作家の制作の過程がラップしてくるのかもしれない。~22日まで。by K

フェーヴの世界展@遊空間u2014-06-08

RECOMMEND ART
フェーヴはフランスのお菓子ガレットデロワの中に入っている陶器製の小さなお人形。ちょうどパリに行ったのが1月初めだったのでパティスリーのショーウインドーにはガレットデロワがたくさん並んでいました。その切り分けた中にフェーヴが入っていたら紙の王冠を被ります。そういえば蚤の市でもアンティークのフェーヴが売られていました。そのフェーヴがたくさん並んだ「フェーヴの世界展」が「遊空間u」にて行われていました。作家さんの作られたフェーヴもありました。シリーズになっているようで集めるとハマりそう。展覧会は今日まででした。
ところで、「遊空間u」は以前このブログでも紹介しましたが京都の街中とは思えない緑の中にある洋館。とても不思議なところでした。

クリエイターズ マーケット 名古屋2014-06-10

6月21日、22日に開催されるクリエイターズ マーケットが近づいてまいりました。ギャラリーみやがわは三号館の招待ギャラリーのブースに出展します!ぞくぞくと、作品も集まってまいりました。ひろすえたかこさんの陶器のボタンも沢山持って行きます。お近くの方はぜひ、いらしてくださいね。私は名古屋はじめてで、(モーニングやひつまぶしを食べようと)ワクワクしています!

雨の朝2014-06-12

ギャラリーの内から外を眺めていると、行き交う人の中の少数しか、ギャラリーに用はないのだなと思う。みんな日々の仕事で忙しい。そういう私だって日々の生活に忙殺されています。私と同じ 働き盛り、子育て世代の人はほとんど生活するのに精いっぱいなんじゃないかな。"日々の生活から離れてほんのすこしアートや美しいものを見てみませんか?”などと言うつもりではないのですが・・・。雨の朝、昨日見せてもらった久家麻子さんの絵がとてもよかったな・・・、と思ったことについて。忙しくしていても、きれいなものが見せてもらえるのは、ギャラリーをしている醍醐味だなと思ったのでした。t

#66展 XII2014-06-13

RECOMMEND EXHIBITION
#細野ビルヂング で行われていた(昨日まで)「66展」へ1日遅れで見てきました。なんといっても開催されているレトロビルである細野ビルヂングが素敵。片岡健助さんの「だめを」もいい感じでビルのいろんなトコロにひっそり参加してました。

Exhibition of Les Chroniques Purple2014-06-14

RECOMMEND EXHIBITION
ファッション雑誌「Purple」の創始者のエレン・フライスのウェブ・プロジェクトを原宿の #VACANT が総括した展覧会が大阪のCenter for COSMIC WONDERに巡回しています。現在、エレン・フライスはパリのファッションの世界からは距離をおき南フランスの村で生活しながら、インターネットで情報を発信しています( http://leschroniquespurple.com/ )。この展覧会は書籍化され日本語訳もついています。22 日まで。

LADER2014-06-14

RECOMMEND SHOP
最近、にわかにオシャレなショップが増えつつあるエリア、京都駅南。LADERはセレクトされたキッチン用品とカウンターのみのカフェ。キッチンのシンクも用意されていて実際に使ってみることも。カフェで使われている食器も売っているものと同じもの。コーヒーがたっぷりなので超嬉しい。とても素敵なお店ですが、入り口がとっても小さいので見落とさないで。

AWOMBと京町家2014-06-15

RECOMMEND LUNCH
昨日、ギャラリーの近くにできたお寿司屋さんAWOMBに行ってきました。3軒長屋の紅殻格子のファサードを残しつつ内装はモダンに改装されており、新しい感性で京町家をDIYでリノベーションしたスタイリッシュな空間となっています。料理も手巻き寿司というスタイルをとりながら、全く新しく捉えなおした寿司で女子はきっと喜ぶこと間違いないでしょう。
さて、AWOMBさんでランチ後、京町家まちづくりファンドによるオーナー会に行きました。このファンドは今までに数十件以上の京町家の改修に使われています。ただ、私の感想としては、京都市はこういった取り組みが遅すぎたと言わざるをえないし、行政が何ら関わっていないことに非常に問題があると思います。今年、パリに行ったときまず最初に感動したのは、古い建物を生かした美しく統一感のとれた街並みでした。文化の水準が高く、観光都市として何が有益となるかを理解しているからでしょう。今や日本はどこへ行っても同じようなビル、同じような家があって街の個性が失われています。その結果がシャッター商店街なのでしょう。本当は観光事業は簡単に外貨を得る有効な手段であるにも関わらず。ただ、個人でやるには限界があり、京町家を維持していくにも改修するにも莫大なお金がかかります。それ故、多くの京町家が失われ無味乾燥としたマンションになっていくのです。市民は観光都市としての京都を守ろうとしているのに、センスのかけらもない儲け主義のデベロッパー、ゼネコン、不動産屋と彼らを許可している京都市は街並を次々破壊していきます。ただ唯一の救いは、先ほどの「AWOMB」さんとかすぐ近くの「うめぞの」さんとか「ドッグカフェ」さんのような若い人々が古い町家に新しい価値観を見出して、これらを残していこうとされていることでしょうか。by K

クリエイターズ マーケット 名古屋2014-06-16

今週の土、日は名古屋のクリエイターズ マーケットに出展です。いつも、ギャラリーでお世話になっている作家さんの、BOXを作ってみました。各作家、限定一個づつ、一箱3000円です。